進栄セミナー

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コラム

今年度も終わりに近づいてきました
中学3年生・高校3年生の入試もすべて終了しました。今年も大変な状況の中での入試となりました。それにもかかわらず進栄セミナーの全受験生が自身の力を存分に発揮し素晴らしい結果を残してくれました。
この状況下で、心が折れそうになっても最後まで全力を出し切った受験生1人1人を尊敬します。常日頃から「あきらめない心」で頑張ってきた成果だと思います。
また、社員、アルバイト講師全員が「感染しない」「生徒たちに迷惑をかけたくない」という思いから、日々自制した生活を送り、授業前、授業間、授業後の教室の消毒、手洗い、うがい、マスク・フェイスシールドの着用、換気に至る徹底した感染予防対策を行いました。生徒の皆さんも家庭での検温、塾での検温・手指の消毒に協力してくれました。そうやって大変な時期を、みんなで協力して乗り切ってくれたことに感謝します。まだまだ予断を許さない状況です。今後もしっかりと予防していきましょう。
今回のコロナウイルスはまだ収束は見えてきませんが、私たちにたくさんのことを教えているように思います。
当初感染拡大は若い世代から始まったといわれていました。しかし日数がたつにつれ全容が見えてきたとき、ウイルスの恐ろしさももちろんありますが、感染拡大の原因の1つは「間違った考え方」ではないかと思いました。
モラルの欠如、「自分」さえよければいいという考え方、間違った「自由」の捉え方・・・。
「もう我慢できなくて・・・」と言って繁華街で飲食をする人。
「感染予防してます」と言って密になって飲み会をする人。
「緊急事態宣言が解除になったからいいでしょう」と言って出歩く人。
その人たちは「自分」は悪いことをしていない、法に触れるようなことはしていない、そう思っているのでしょう。しかしそういう人たちの「せい」で若い人たちの一生に1度の行事が中止になっているのです。

今年は様々な行事が中止になったり、規模を縮小して開催されたりしました。
繁華街で飲食、宴会をしている大人の人たちは成人式、卒業式、修学旅行、すべて経験できましたよね。しかし今年の子どもたちはそれら全て経験できなかったのです。史上初「高校野球甲子園大会」中止、高校総体中止。このために何年も苦しい練習に耐えてきた子どもたちも居るのです。
そんな子どもたちの我慢を大人たちの身勝手な行動で邪魔してはいけないと思います。

私に知り合いにもうすぐ赤ちゃんが生まれるご家庭があります。でもご主人は「出産に立ち会えない、退院するまで子どもの顔すら見に行けない」とおっしゃっていました。今はどの病院でも出産の立ち合い、面会は出来ないようです。これも感染予防対策の一つです。命を守るためです。出産だけでなく病気で苦しんでいる人をお見舞いすることもできない。私の母も介護施設にいますが面会も出来ません。その間、施設の人が一生懸命お世話してくださっています。そういった懸命に命を守っている人たち、我慢している人たちのことを考えれば自ずと自分たちのすべきことが見えてきます。
今一度緩みかけた気持ちと行動を見つめなおさねばならないと思います。

新しく出発する人たちへ‥‥

「出会ったのはあなたの人生に必要だったから」

「飛べないなら走りなさい
走れないなら歩きなさい
這いなさい、泳ぎなさい、もがきなさい。そして進みなさい」

頑張れ、次代の若者たち。  卒業、進級おめでとう。